TDE式美容セミナー
「再融合」と「再分離」の技術をおさらいしましょう。



高橋●美容セミナーは、従来の技術から「切り口」を変えることで、より効率のいいものができたんですね。以前のセミナーでは、筋肉などをゆるめてより良い状態にもっていくことで、フェイスアップやバストアップなどの変化を起こすように設計していました。  新しい技術は、そこをちょっと飛ばして、その奥に働きかけていくものになります。“奥”というとわかりにくいかもしれませんが、もうひとつ深い視点から見たお話をします。  「フェイスアップ」の技術を例に挙げると、脳の「硬膜」と「胸膜」がポイントになります。肺側にある膜ではなくて体側にある膜を「壁側胸膜」と言いますが、若い頃はそれらが連携しながら働いているようなイメージなんです。  それが、加齢と共にだんだん別々に働くようになっていってしまう。連携プレイができなくなって、そうすると表情筋などの弾力性がなくなっていき、結果的に顔が下がり、皮膚の弾力性がなくなって硬くなってくる。エネルギー的に調べていくことで、そういったことがわかってきたんです。  それならば、そこを再び「融合」させてあげましょうというアプローチが「再融合」というエネルギーです。

――●今までと全く違う切り口になるんですね。

高橋●分離していた脳硬膜と壁側胸膜とを、連携プレイさせるために再び融合させる。  やり方としては、両方のエネルギー体を取ってきて「美容TDE」を使って一緒に溶けこませていきます。  そうするとまた連携して働くようになり、顔のかたさが取れ、筋肉のしなやかさが戻り、結果的に顔が上がってくる。もともと融合していたものですから「再融合」という言葉を使っています。  さらにその先にも「なにかありそうだな」と探っていくと、「涙骨」と「頬骨」が干渉しあっていることを見つけました。涙骨と頬骨は先ほどとは逆で、もともとはエネルギー的に別々なものなのに、年を取ると2つが干渉しあってくるんです。別々に働いていたはずなのに、互いの境界がぼやけてきてしまう。そうすると表情にキレがなくなってくる、そんな感じなんです。この場合は骨のチャクラ…涙骨のチャクラと頬骨のチャクラに働きかけるようにしました。

――●骨にもチャクラがあるなんて驚きです。

高橋●チャクラをエネルギーの出入り口だと捉えると、細胞1個1個にもたくさんあるんです。細胞1個にチャクラ1個じゃなくて、もしかすると何億もあるかもしれません。

――●「干渉しあう」というイメージをもう少しわかりやすく説明していただけますか?

高橋●例えば、フライパンで2つの玉子の目玉焼きを作る時のことを考えます。目玉焼き自体は1つに見えても、それぞれの玉子に境目があり、玉子がしっかり独立して境目がわかる。つまりそれが若い頃の状態です。それが、年を取ってくると2つの玉子の白身が一体化して、どっちがどっちだかわからなくなってしまう、といった感じです。  涙骨と頬骨の一緒になってしまっている部分が多くなるほど、干渉しあっている部分が多くなるほど、脳硬膜と壁側胸膜が分離してしまう。脳硬膜と壁側胸膜の融合がほどけてきちゃう感じになるんです。  ですから最初のアプローチは「再融合」であり、チャクラの部分は「再分離」。  美容セミナーでは「再融合」と「再分離」をやりましょうというのが基本的な考え方になります。

――●脳硬膜と胸膜というワードが出ましたが、他にもいろいろな組み合わせ方があるのでしょうか?

高橋●「フェイスアップ」で扱うのは脳硬膜と胸膜です。「小顔」でアプローチするのはまた違うところです。「顔肌」も別。基本の考え方は大きく分けて「再融合」と「再分離」の2つですが、各技術ごとに働きかける場所は異なってます。

――●それにしても「再融合」と「再分離」の着想や、エネルギーを働かせる部位などはどのように探していらっしゃるのでしょう?

高橋●エネルギーについて考える時間はたくさんあります。会社だけでなく、家に帰ったって考えているし、出張途中だって考えているし、そこで「ああかな、こうかな」って、やっているわけです。すると「あっ、ここが使える」ということが出てきます。  「フェイスアップするのにどうしようかな」とあれこれ考えて、脳硬膜と胸膜を突きとめると、どう上がるだろうと感触で調べていくわけです。  1つキャッチできると早いんですよ。「あ、融合だ!」と気付いたら「若い頃はどうだったかな」と確かめると、一緒になって働いている。それが時間の経過とともに分離していっていることがわかってくるわけです。  ただ、そこに行き着くまではなかなか大変なんですが…。

――●「融合」といった発想は、普段から医学系や脳系など、様々な情報に接している賜物でしょうか?

高橋●きっとそうですね。いろいろ医学書などもある程度読むし、ネットや雑誌で面白そうな記事、脳や体に関係する記事は積極的に見ていますね。その中でなにかアンテナに引っかかることがあればどんどん探っていきます。

――●突拍子もないような論説についても、エネルギー的には調べていらっしゃる?

高橋●そうですね。遺伝子の螺旋は何本あるかとか。「え、なんかいっぱいありそう!?」とか…(笑)。

――●現在、科学的エビデンスがなくても、エネルギー的な変化が起こせればいいということなんですね。

高橋●はい。科学的にわかっているものはそこへアプローチすればいいし、証明されていないところは科学的なことは飛ばして「エネルギーの世界」で調べていく。要は、結果が出ればそれでいいわけですから。

――●美容セミナー、楽しみにしています。